第3グループに属する3宿はバイタリティに溢れ、権力を重んじる宿です。
7 柳宿(りゅうしゅく)☆☆
自己顕示欲が強く、基本的に一匹狼的な人物 表面上は温厚に見えますが、内心は激しい気性をもっています。
基本的に組織人としては難しい部類。
一人で完結する職種やポストにつけることが無難でしょう。
人の心を読み取るのが上手く、交渉術に長けていますので、法務や監査部門、苦情処理などの渉外担当として自由に行動させることが妥当です。
8 星宿(せいしゅく)☆☆☆☆
勇猛果敢で統率力がある権力志向の人物 。
上下関係を重んじるため、基本的に組織に適します。
人を動かす力もあり、また、自身も勤勉で努力を怠らないため、組織のリーダーにも向いています。
しかし、やや短気なのが欠点です。 営業など外に向けて活動する部署のリーダーに適します。
よって、組織の要職につける場合には、着実で控えめな「宿」の人物を参謀役として部下につけた方がよいでしょう。
派閥を形成しやすいタイプですので、社内融和を目指すならば、それ相応までのポストにとどめるべきです。
また、相性上、直属の上司が「安壊」の「壊」にあたる場合には、この人物に蹴落とされてしまうので、配置に注意が必要です。
9 張宿(ちょうしゅく)☆☆☆☆
華やかで頭脳明晰、統率力のある人物 目立つ事が好きで、かつ能力を発揮できるタイプですので、そんな資質が求められる部署のリーダーに配置するのがよいでしょう。
人の心を掴む話が上手ですので、営業にも向いています。
収益の柱となる部署、対外的に働きかける部署のリーダーが適職です。
海外事業部や駐在員なども向いています。
第4グループに属する3宿は全体として、従順でインテリタイプの人が多いです。
10 翼宿(よくしゅく)☆☆☆☆ 生真面目で完全主義の大器晩成型の人物
マイペースを保ちながら、徐々にステップアップするような意識がもてる仕事で成功します。
組織としては中間管理職向きです。 率先して何かをやるというより、命令されて動くことが得意。
実務全般はすべて良いが、特に経理や総務、人事厚生関係が吉。
企画やプロジェクトリーダーには不向き。
11 軫宿(しんしゅく)☆☆☆☆ しなやかで、黙々と仕事をこなす、裏方向きの人物
粘り強く、細かい作業が得意なので事務職全般に適しています。
また、調査・統計も得意分野。市場調査や分析、技術職として配置しても良いでしょう。
裏方に不満を持つこともなく手堅くやり遂げるので副社長や専務、秘書のポジションのように、リーダーを補佐するサブ的な職責の方が実力を遺憾なく発揮できます。
また、この「宿」も鬼宿・翼宿とならび、抜群の「海外運」を持つので、出向や現地駐在員、国際部などへの配置も有効です。
12 角宿(かくしゅく)☆☆ 知的で頼まれたら嫌と言えない優等生な人物
仕事に対し積極的で前向き。
話上手で先輩後輩問わずフランクな関係が築ける優等生タイプです。
勉強熱心で、細かな知識の習得に余念がなく、その道の実務において最も頼りになる存在の宿です。
しかしながら、表面的な態度とは裏腹に、人の好き嫌いが激しく、自分の気持ちに正直過ぎて相手に対する好悪を顔や態度に出してしまうことが多々あります。
特に権力に対し反抗的になりがち。 一旦合わないと思ったら頑なに避ける融通の利かなさも、この宿をリーダーには向かせなくしています。
従って、組織の中では、下級の位置での経理・財務系。法務や審理系、また知的財産権を扱う部署などもよさそうです。
上のポストに抜擢するのは、年齢と人生経験がある程度伴ってきたらと考えた方が無難でしょう。
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