ビジネスにおける宿曜占星術の活用方法について(トライアングル関係の存在)

組織における人間関係の「トライアングル(三角)性について

ひと口に人間関係といっても、自分と上司、部下、同僚など1対1の関係だけでなく、多くの場合、密接に関係するその他の何人かの人も含めた関係性を言うことが多いでしょう。

組織に属している状態で、ビジネス上、何か目的を達成しようとする場合、「自分」と部下や上司、同僚で話し合うことがスタートとなることが多いですね。

そして、その内容を実現するには、さらに、その上司や他の部署、取引先へ提示することで、人間関係に参加させ、進めていくというパターンが少なからずあるはずです。

そう、少なくとも何か新しい目標(企画や改善要望など)を実現するためには少なくとも3人以上の人間関係(トライアングルと呼ぶ)の中で事を進めることが非常に多いように見受けられるのです。

このことから、ビジネスにおける一つの「ある目標」は、自分も含め最低3人以上の人間を動かせれば、実現していく可能性が高くなってきます。

巨大組織であってもこの構図は変わらず、意思決定の下層部の3人が動き、さらに一つ上の人間を交えた新たな3人(ないし4人以上)の体制(ネクストトライアングルと呼ぶ)を作りながら、さらに上層部へと意思決定や行動を移動させていくことで、一つの目的を達成していくことが可能となります。

最終的には、より客観的な「多数決」が必要となったとしても、その直前まではこの構図が成り立つことは容易に推察できるはずです。

そう、組織ひいては「世の中」は、たった3人の意思決定をすすめていく(つまり、まず最初のトライアングルを構築し、ネクストトライアングルを構築し続けていく)だけで変えることが可能となるのです!!

考察すべきポイント その1 「距離感」について

各「宿」と「宿」の関係はその組み合わせにより、「近距離」、「中距離」、「遠距離」の3パターンに分類されることはこれまでに述べました。

ビジネスにおける宿曜を論じる場合、この距離感はプライベートな場合と比べ、どう違ってくるのでしょうか?

まず、「近距離」の関係の相手とは比較的短時間の内に、親しみが湧いて親和が生まれ、「チームで一致団結!」といった状態が生まれやすい反面、周囲が見えなくなりやすく、全体として軌道が外れて行き、組織としてマイナスの成果となったり、問題行動を起こしてしまったり、いさかいによる思わぬ反発も生じやすいという恐れがあります。

次に「中距離」の関係の相手とは概ね程良い関係が築けることが多いです。つまり、さほど熱くもなりすぎず、かといって疎遠にもならない、適度な距離感です。

表立ったいさかいも生じにくい。ただし、中距離であっても、「宿」と「宿」の特性上、どちらか一方が他方に対して一方的に尽くすような相性関係の場合には、尽くされる側から尽くす側へのフォローを忘れないと、良い関係は続きにくくなってしまう点に注意が必要です。

しかしながら、「ビジネス」上の関係はそもそもがある程度ドライで一方的であっても、社会通念上許されるものです。

したがって、多くの場合、このような一方的なギブ関係は、さほどの問題にはならず、せいぜい、「あの人にはギブばっかりでテイクが全然ない!」といった愚痴(ぐち)程度で済ませられるケースがほとんどです。

最後に、「遠距離」の関係の相手とは比較的淡白な関係となり、「一致団結」といった形には成りにくいが、そもそも、ウエットな関係を必要としないビジネス上においては、この淡白性は、「業務上の指示」や「成果の把握」を適時に行うことで多くの場合解決が図られるため、特に問題となることも少ないでしょう。

これら距離については、達成しようとする目標の性格や規模などによって、「近距離」の人間で固めた方がいい場合と、「中・遠距離」を含めて配置した方がよい場合があります。

特に困難なプロジェクトを短期で成し遂げなければならない場合には、人材量が許すのであれば、どちらかといえば「近距離」でかつ、「相互に長所短所を補完し合う相性」(たとえば成危や栄親の関係性)をもつ人間を多めに配置した方がよいでしょう。

また、核となる人材には、本人から見て「安壊」の「安」に当たる者を直属あるいはさらに1段上の上司とし、壊にあたる部下(なるべく精神的にタフな宿の人間)に対して上司に「絶対服従」をさせることも、短期間のうちに成果を出さなくてはいけない場合には有効でしょう。

考慮すべきポイント その2 「ビジネス上の6相性の特徴と長所短所」について

宿曜「六相性」がビジネス組織上にどう表れるかを考察します。

宿曜6相性の説明(再記述)と「ビジネスにおける長所・短所」

まず、あらゆる場面でのスタートとして、自分から見て、自分と最初の相手がどの相性にあたるかが第一次的に重要となってきます。

さらに、前述のとおり、「宿」と「宿」の関係は、関係性つまり相手との心理的距離感が強いか弱いかにより、「近距離」、「中距離」、「遠距離」の3つに定式化されます。

この、「六相性」と「3パターンの距離」が、ビジネスにおける人間関係を定式化し予測する場合にも、非常に有効なロジックであると言えるのです。

1.命(めい)にあたる相手・・・☆☆

 相手が自分と同じ宿の場合「命」という関係となる。

これはいわば自分とほぼ同じ長所短所を持っている人。息が合えば成果は2倍になるが、欠点が同じであるため、方向性を間違えれば失敗も2倍近くに膨らむこともあり得る。

また、お互いに似すぎていて、まるで鏡を見ているようであり、時には嫌になることもある。

そのため、共同作業をしつつも、単独作業分担時間を多く持つことが、関係を続ける秘訣となる。

また、距離が近いと相手との一体感や高揚感を覚え、一致団結しやすいが、突っ走り過ぎて、組織や社会の ルールを逸脱した「思わぬ行動」を起こしてしまう危険性もはらむ。

 昨今問題となった「バイトテロ」などの、反モラル的行動もこの関係性で生じたのではないかと筆者はみている。

この相手は、自分とウリ二つの存在。

ほぼ同じ感覚で話せるため、同意を得るのは容易でしょう。

むしろ、気が合い過ぎて周りが見えなくなってしまう可能性が大ですので、トライアングル関係の構築には、敢えて「成危」など、反対の価値観を持つ者を参加させた方が、長い目で見て正しい方向で話を進めてい行くことができるでしょう。

2.業胎(ぎょうたい)にあたる相手・・・☆☆☆

 自分からみて「業」に当たる「宿」の人から頼りにされたり、「胎」に当たる人を助けてあげることの多い関係。

さっぱりとしているがどこか親しみの湧く関係であり、因縁めいたものを感じることが多い。

 関係は概ね順調で穏やかであり、「業」に当たる人が「胎」に当たる人を助けることが多くなる。

 精神面での安定的なつながりに安心すると、関係が希薄になりやすいので、それにあぐらをかくことなく、こまめにコミュニケーションを図っていくことが関係の永続と、成功の秘訣となる。

また、距離については業胎関係においては特に注意する必要性は少ない。関係性自体がもともと爽やかでクールな関係であり、大きく問題となるケースも少ない。

ただ、「胎」に当たる人は「業」へのお礼やフォローを欠かさないようにしたい。つまり、どちらかというと、上司が「胎」、部下が「業」であるケースが一番上手く行くと考える。

また、注意したいのは、精神面では繋がりや一体感を感じやすいが、個々の価値観は全く異なることも多いため、ことビジネスの世界では、「気持ちはわかるが、私の考えと違う・・・」という結論になりやすいのでその点は割り切りが必要である。

同意や協力を得たければ、相手の考えに譲歩することも必要である。

3.成危(せいき)にあたる相手・・・☆☆☆☆☆

 非常にあっさりとして、相互に無用な干渉はしない関係。

 性格や考え方、行動や表現がいちいち正反対であり、時にイライラしたり、煙たがったりしてしまうことも多い。

が、それについて原因を追究すれば無用なエネルギーを使うだけである。相手は相手として割り切り、無理に合わせる必要はない。

しかしながら、そんな相手でも、誠実に付き合えば、自分と正反対な一面が魅力に映ることもある。また、得意不得意が重ならないが故に、相互に長所を生かし、欠点を補い合うため、ビジネスに非常に適した関係性。

また、距離の近い関係であれば、親近感を感じ、結束が強くなることもあるが、行き違いが大きくなると反発も大きくなる可能性があるため、この辺は2人の「宿」をみて判断することになる。

気性の激しい「宿」を持つもの同士だと反発が強くなる可能性が高くなる。そのため、気性の激しい「宿」の人間には、気性の優しい「宿」の人間と組ませるなど若干の采配が必要である。

また、この関係性は、一方的な指揮命令関係ではなく、各場面ごとに、イニシアチブ(主導権)をとることを交代し合うと、安定した唯一無二の関係を築くことができる。この点は、属している組織の目標や存続期間、二人の階層や役割分担などを考慮することが必要だろう。

成果が出始めるまでには、ある程度時間がかかる関係性であるため、数ヶ月以上の長期的な視点から組ませた方がよい。

自分からみて「成」に当たる人に対しては、自分が有利な立場にあると感じる。自分からみて「危」に当たる人には自分より相手が有利な立場にあると感じる。

しいて言うなら、上司や先輩の立場に当たる人が「成」、部下や後輩が「危」である方が上手く行きやすい。

自分の考えに賛同や協力を得るためには、最初は腹を割って時間をかけて話し合う方がよい。

一見正反対の価値観を持つように見えるが、人間関係の大事な部分では意外と共感することも多く、そこから信頼関係を育み、タッグを組んでいけばよい。

強い信頼関係で結ばれれば、相互に補い合い、大きく道を外れることもなく、かけがえのないパートナーとなれる可能性がある。

4.栄親(えいしん)にあたる相手・・・☆☆☆☆☆

どのような社会的な関係や上下関係であっても、概ね平和でかつ成果が見込める相性。

 分かりやすく言うと、自分からみて「栄」に当たる人に経済的恩恵やステップアップの機会を与えることが多い。

つまり、「親」にあたる人からいろいろと気遣いをされ、世話を焼いてもらえる関係となることが多い。

したがって、「栄」は「親」に対して常にフォローを忘れないことが関係を持続し、成果を得続ける秘訣となる。

そうはいっても、デメリットや問題が生じることは非常に稀である。

問題が生じてもお互いの「相手を思いやった誠実な話し合い」さえできれば、スムーズに解決できてしまう。

メンバーを配置するにあたって、最も気を使う必要の少ない関係である。

5.友衰(ゆうすい)にあたる相手・・・☆☆

 自分からみて「友」に当たる人には無類の親しみを感じることが多く、「衰」に当たる人には結果として運気を下げられてしまう結果となりやすい。

親しみと言っても、どちらかと言うと「恋愛的」だったり、「情緒的」なものであり、ビジネスには向かない関係性である。

しかも、この関係性の弊害として、お互いが関係性を深めようとすると必ずといっていいほど何かしらの不可抗力的な障害が発生する可能性が高くなってくる。

六相性の中では「安壊(上司が「壊」で部下が「安」のケースは特に避けるべき)」に次いで2番目にビジネスには向かない関係性。

最初の人員配置の段階で極力避けるべき相性関係の一つである。

トライアングル関係の構築にあたっては、スムーズにいくことが多いが、話が進むにつれ何故かしら障害が発生し、頓挫することが多くなる。

6.安壊(あんかい)にあたる相手・・・☆(☆☆☆)

 六相性の中で、ビジネス上最も注意を要する関係性。

自分からみて「安」に当たる人に対しては、圧倒的に強い立場が保てるため、何気ない言動も相手に大きく影響してしまう。

これが続くと、結果としてその相手に対してパワハラやセクハラを起こしてしまう可能性が非常に高い。

逆に「壊」に当たる人に対しては、非常に弱い立場となり、相手の言うことに逆らえなかったり精神的に傷めつけられてしまうことが多い。

ビジネスにおいても、極力避けた方がいい関係。

どうしても、人材配置上採用せざるを得ない場合には、「安」の立場の人が上司であれば上手く行く可能性があるが、逆になると、「安」の部下は「壊」の指示を聞かず、場合によっては下克上的な悲惨な関係になることが多い。

また、やむを得ず「安」の上司、「壊」の部下を配置した場合でも、上司は部下に対してパワハラやセクハラに注意すること。

また、過度なストレスを与えられ続けると、「壊」にあたる人であっても、辛抱溜まらず、予想外のパワーで反発され、関係自体が泥沼化する可能性大!

特に近・中距離の関係は、あまり接近すると衝突し始めるため、一時的には仲良くやれても、後に上手く行かなくなるという傾向を見せる。

お互いに尊敬はできても、近づきすぎると何故か大なり小なりのトラブルが発生するという状態。

しかし、この「安壊」は実に微妙な関係で、マイナス作用だけではない。上下関係なら、上司が「安」で部下が「壊」であれば、部下は上司に従順になるため、まだ、それなりに力を発揮できる相性(☆☆☆)。

また、当事者同士が、それぞれ自分の殻を打ち破って大きく成長することができるのもこの関係性のもつ妙味でもある。

例えば、短期プロジェクトを立ち上げる場合で、部下は上司の命令に従うことが必須であれば、上司に「安」、部下にタフな性格を持つ「壊」の関係性をもつ人材を組み合わせて配置することも、短期的で一定の成果を求めるには有効であろう。

また、有能であるがもう一つ成長させてやりたい部下がいるとして、その直属の上司として、その部下と安壊の「安」の関係の宿をもつ人物を配置することも時には有効であろう。

その場合、トラブルを避ける意味では、上司と部下の気性が何れも「激しい宿をもつ者同士」の組み合わせとならないことは必要であろう。

関連記事一覧

  1. 「チョレイ!」の張本智和の快進撃はいつまで続くのか?!

  2. ビジネス宿曜論 グループ7 斗宿/女宿/虚宿 及びグループ8…

  3. 大人しいタイプに対する攻略法

  4. 虚勢を張るタイプに対する攻略法

  5. 上皇さまご夫妻のご関係は?

  6. 速水もこみち&平山あや、「10年間のおウチ愛」の真相は?!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ブログ一覧